パールシュワコーナ・アーサナにおける機能解剖学的解説

【 パールシュワコーナ・アーサナ 】によって得られる効果はたくさんありますが、その中でも『 横腹(側腹部)』が大きく伸ばされる(伸長)ことが最大の特長と言えます。

ヨガアサナにおいて
「わき腹を開く動きのアサナをした後は、深い呼吸が自然にできちゃうようになる」
と実感されている方が多いと思われます。

なぜ

  • ・呼吸がしやすくなる
  • ・深い呼吸ができるようになる

のでしょうか?

それは、縮こまってしまっていた『 呼吸に関係する筋肉群 』が伸ばされ(ほぐされ)、本来の働きを取り戻したためなんですね。

では、呼吸に関わる筋肉を確認していきましょう!

呼吸の仕方には、大きく2つのやり方があります。

 

1.安静呼吸

これは、呼吸について意識することなく自然にしているときを言います。

1日の内のほとんどはこの『 安静呼吸 』をしています。

  • ・吸気:主に横隔膜、(外肋間筋)
  • ・呼気:筋肉は使いません。
    膨らんだ風船の空気を抜いたときに勝手にしぼんでいくのと同じ原理で、膨らんだ肺がしぼんでいきます。(受動的反跳)

 

2.努力呼吸

これは、自然の呼吸以上に自分の意識で強く呼吸することを言います。

  • ・肺活量を測るときに事前に思いっきり空気を吸い込んで、吐けなくなるまで吐ききる
  • ・風船を膨らませるとき
  • ・風邪をひいて咳をたくさんしたとき

などがあります。

  • ・吸気:胸鎖乳突筋、斜角筋
  • ・呼気:内肋間筋、腹直筋、内腹斜筋、外腹斜筋、腹横筋

 

個人的には、風邪をひいて咳ばかりをしたあとに、首まわりが筋肉痛になっていて
「咳で首の筋肉ってすごく使うんだなぁ~」
って実感を得ることができました。

せっかくなので、みなさんも『 努力呼吸 』の際の筋肉の緊張を確認して体験学習してみましょう!

  1. 首を触ります。

    場所は『 胸鎖乳突筋 』を触っていただければと思いますが、『 努力呼吸 』では、斜角筋も緊張するのでちょっとくらい場所がずれていても緊張を感じることはできます。
  2. 反対の手でおなかを触っておきます。
  3. 思いっきり息を吸い込みます。
    吸う息の最後の方に首が一気に緊張してくるのを感じましょう!
  4. 次は息を吐きます。

これ以上は吐けない!というギリギリまで吐いていくと腹筋が緊張するのが簡単に確認できます。

これで努力呼吸の時に使う筋肉についてはしっかり覚えられましたね。

 

  • 呼吸における胸郭の働きについて

この『 呼吸に関わる筋肉群 』は、【パールシュワコーナ・アーサナ】によってほぼすべて使われ、伸ばされ(伸長、ストレッチ)ます。

普段から閉じがちの『 胸郭 』は、肋骨の間に付いている『 肋間筋 』がギュッと硬くなっています。

すると、息を吸うときにうまく肋骨が広がらなくなり浅い呼吸になってしまいます。

身体を横に傾けることで『 肋間筋 』はストレッチされます。

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