ガルダ・アーサナにおける機能解剖学的解説

【 ガルダ・アーサナ】の姿は、他のアーサナに比べてかなり特徴のある形になっています。

その中でも、右腕と左腕を絡ませるように組むのは印象深い形だと思います。

「腕を絡ませている」
と言ってしまえばそれまでですが、実際に細かくみていくとなかなか複雑な動きをしています。

そこで今回は関節運動に着目してみてその動きをひとつひとつ細かく分解してみてみたいと思います。

分解してみていくことは、『 機能解剖学的アプローチ 』でアーサナをみていくときには基本となり、そこからたくさんのヒントが得られると思います。

まずは、最初に確認しておかなくてはいけないことは、
『 手や腕が絡んでいるのはありますが、動きは少なくとも肩関節・肩甲骨から起こっている 』
ことを確認しておきましょう。

右側からです。

  • ・肩甲骨→下制・外転
    腕を下から絡めようとしているため、反対側に比べ肩の高さを下げる必要がありますのでやや下がり傾向がみられます。
    肩甲骨はしっかりと外側にすべりだして少しでも奥に腕を絡めやすくしようとします。

  • ・肩関節→水平屈曲・外旋
    上腕骨をできるだけ自分の方に寄せないで腕が遠い位置であれば腕がまったく絡めません。
    腕を頭上方向に向けているため外側に捻じりが入っています。

  • ・肘関節→屈曲
    肘は直角程度に曲がっています。

  • ・前腕→回内
    手のひらを合わせるために内側に捻じっています。

左側はと言いますと、

  • ・肩甲骨→挙上・外転
    反対の下がっている側の肩からみると高さは挙がっています。

  • ・肩関節→水平屈曲・外旋

  • ・肘関節→屈曲

  • ・前腕→中間位
    反対と違ってねじりはあまり起こっていません。

となってます。

ここから、導き出されることは

  • ・肩甲骨
    しっかり外側にすべりだしてくれること
  • ・肩関節
    自分の方に曲がってきてくれる

この肩甲骨と肩関節の連動がしっかりできていることがアーサナの完成には必須となります。

このように各部分の動きを分析しておくと、各筋肉がどのような状態であるかもおおよそ推定が可能になり、何か不都合が起きたときに各部分の動きをみて問題の絞り込みをしやすくなります。

「機能解剖学を独学で勉強したい!」と思われる方にとってまず押さえておかない関節運動について今回は焦点を当ててみました。

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